リアリティー
2015.11.10 21:55|心の声|

歌舞伎ワンピース観劇してきました。
知人からの評判がよい舞台だったので、とても期待していましたが、、、
期待以上でした(笑)
どう考えても漫画の世界のリアリティーを、生の舞台で作り出すのは無理じゃないかと思っていましたが、歌舞伎というナチュラルなリアリティーからかけ離れた表現方法(まさに"カブク"こと)で、無理なく受け入れられるものになっていました。
歌舞伎役者さんの鍛えられた身体能力と発声あってこその舞台でした。
そして脚本・演出はミュージカル「アトム」でお世話になった扉座代表の横内謙介さん。
横内さんは以前からスーパー歌舞伎を演出していましたが、観たのは今回が初めて。
歌舞伎というジャンルにあっても横内ワールド(熱く、そして繊細な心理描写、お洒落なんだけどお茶目)全開の素晴らしい脚本・演出でした。
一回でも横内さんの演出を受けることができたって本当に有りがたいことだったんだなって思います。
(当時かけていただいた言葉の数々が頭をよぎりました)
今日の舞台観て、改めてまた古典の歌舞伎も観たくなりました。
歌舞伎役者さんは今では、映画にTV、ミュージカルと色々な現場で活躍されています。
でもそれは普段から日本舞踊等で鍛えた歌舞伎役者としての基礎がしっかりあり、その力を応用してるから活躍できているのではと思います。
歌舞伎ワンピースも、一見派手な見栄をきるところが凄いところに感じますが、それよりも腰の入った歩き方や地面に根が生えたような存在感のある立ち姿があるから、ある種人間を超越したキャラクターも無理なく演じることが出来るのだと思います。
自分はミュージカルというジャンルで活動しています。
今はそのジャンルで必要なスキルを徹底的に磨くことで幅広いジャンルに挑戦するチャンスが来るのかも、と歌舞伎ワンピースを観て感じました。
毎日コツコツ自分に出来ることしっかりやろ。